(2005/6/5:日経新聞10面より)
サプリメントは健康の維持・増進、病気や老化の予防に有益と思われがちですが、
多くはその有効性に対する科学的根拠に乏しいとあります。
サプリメントの中でも、ビタミンEは抗酸化作用などにより、 心臓病やがんの予防に効果があるものと考えられ、広く用いられてきました。
最近の米国の医学誌にビタミンEを用いた19の臨床実験から13万6千人分のデータを再集計して評価した結果が報告されました。
これによると、比較的高用量のビタミンEを1年以上飲んだグループは、
プラセボ(偽薬)を服用したグループに比べて、明らかに死亡率が高かったそうです。
逆に、低用量のビタミンEだと、死亡率に差がないか、やや低下傾向にあったそうです。
スポンサードリンクビタミンEは、体の中の脂質に溶け込んで蓄積されると、極めて高濃度になります。
こうした条件下ですと、活性酸素の産生を高める方向に作用したり、
生体内の重要な他の抗酸化や解毒に関わる酵素の働きを阻害したりするという実験報告があります。
最後にビタミンEの不足している人が少量摂ることのベネフィットは否定できないが、 むやみに高用量のサプリメントを摂ることも推奨できないと結んでいます。
サプリメントという単語自体、“補助”という意味があり、 日常的に、“補助食品”の意味で使われております。
よく言われているように、栄養は全て食品から摂った上で、もし足りない栄養素があれば、 サプリメントで摂取するのがいいのでしょうね。
好き嫌いなく、何でも食べる習慣があれば、足りない栄養を補う、最小限の量でよいかと思います。
運動でも、栄養でも何でもそうですけど、「ほどほど」と、「バランス」が大事ですよね。
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