2006年5月10日(水)日経新聞朝刊13面掲載
以下記事より
ルネサンスは住友商事のフィットネス事業を買収する。
住商のフィットネス子会社の発行済み全株式を6月1日付で取得する。
9月までに本体に吸収合併する。買収額は10数億円程度とみられる。
中国地方における店舗網を拡大し、先行するコナミスポーツ&ライフとセントラルスポーツを追撃する。
ルネサンスの10日(今日)発表する中期経営計画には09年3月期の連結売上高を05年3月期に比べて9割増しの500億円に拡大する目標を盛り込む。
この水準を達成すればセントラルを抜いて業界2位に浮上する。
フィットネスクラブ大手3社比較 連結売上高 運営施設数 会員数(万人)
コナミスポーツ&ライフ 780億円 205 83 セントラルスポーツ 410億円 102 40 ルネサンス 262億円 76 25スポンサードリンク
M&A(企業の合併・買収)は、あまりに色々な業界で行なわれているため、大きなものしかニュースとして飛び込んできません。
最近では、阪急・阪神との吸収合併の話題、少し前ならライブドアとフジテレビの話題などがありました。
鉄鋼業界でも大手の会社ですらM&Aされないように株式の持合の動きを水面下で加速させていますね。
それは、フィットネス業界においても、すごいスピードで進んでいます。
その一つが今回の記事のルネサンスです。
コナミスポーツも今年の2月末にコナミ株式会社の再編に伴い、組織を変更させました。
ここからちょっと数字の話をします。
この表から読み取れることを少々。
それぞれ連結売上高を会員数で割ると、コナミ約9万4千円、セントラル約10万3千円、ルネサンス約10万5千円となっています。
この数字は大まかに言うと、会員一人当たりジムにかけている年間費用の比較になります。
つまり、会員さんはおよそ、一人当たり年間10万円くらい支払っています。
ということは、1,000億円売り上げようと思えば、フィットネスクラブでは、会員数を100万人にしなければならないという計算になります。
規模が大きくなればなるほど割安になるという規模の経済効果が多少出るので、厳密には110万人くらい必要かもしれません。
ここで、日本の人口の1%が約120万人です。
ということは、最大手のコナミでも日本人口の0.7%ほどしか取り込めてないのですね。
甲子園球場が5万人の超満員になった状態で、その中でコナミに入っている人は350人くらい、という計算です。
これを多いと見るか少ないと見るか。。。
まあ、フィットネス人口が3%とすれば、継続的にジム通いをしている人は1,500人ということになります。
あと、文中にルネサンスが500億円に売上を伸ばせば業界2位って書いてあるのですが、これは他社が今と同じ水準であればという仮定の下なので、こういう仮定(前提)は常に頭の中に入れておきましょう。
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