2006年5月10日(水)日経新聞朝刊17面掲載
記事の要約
3月、中国・昆明の高地合宿に参加していた競泳選手が亡くなった。
健康診断では異常がなかったのに、練習中に突然けいれんを起こして意識を失ったという。
死因は「突然死」とされた。
事故と高地トレーニングの因果関係は不明。
ただ、心臓が原因となる突然死は、スポーツ中に起こることが圧倒的に多い。
鍛え上げたアスリートでも、予想もしない事故に見舞われることもある。
10万〜20万人に1人の割合というデータもある。
また、ある大学の陸上部員は、神宮外苑ランニング後突然倒れ、心臓が止まった。
一晩意識が戻らなかったが翌日に回復、その後異常もなく、箱根駅伝も無事に走るということもあった。
昆明の事故の詳細は分からないが、高地は平地に比べ疲れやすいのは事実で、自分で感じる以上に消耗が激しい。
日常とは違う環境で激しい練習をするのだから、細心の注意を要するのはいうまでもない。
高地トレーニングでは、人の体は異常を感じ、また、色々な箇所に負荷がかかってきます。
一番端的なのは、眠りが浅くなり、体の免疫機能が落ち、疲れやすくなり、人によっては頭痛が続くといったことが挙げられます。
高地トレーニングといっても、標高800メートルほどの場所もあれば、5000メートル級の高地もあり、スポーツの種目や、目的、レベル、期間、自分の体との相談など、様々です。
明確にどの標高が高地トレーニングであるといった定義などはないようです。
この記事を読んで、アニメ「ドラゴンボール」の孫悟空が、界王星で何十倍もの重力の下、修行を積んだというのを思い出しました(分からない方すいません)。
苛酷な環境の中に自分をおいて、従来の自分以上の力を付けるというのは以前お話した筋肉の「超回復」にも言えると思います。
日常生活でも仕事でもそれは全く同じことが言えますね。
しんどいとか辛いといったことを乗り越えた後にこそ、より高い次元にいる自分に気付くことって。
記事の話に戻しますと、後半の箱根駅伝の話が信じられないような本当の話です。
誰にでもこういうことは起こりえるということを自覚し、少しでも体調が悪ければ無理をして運動をしないことです。
この例からも、ほんの少しの油断が大きな取り返しのつかない結果を招く可能性があることを教えてくれます。
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