2006年6月24日(土) NIKKEIプラスワン記事参考
朝食を抜くか摂るかは、いろいろなところで議論されています。
もちろん、摂ったほうがいいという意見が大勢を占めるわけですが、朝食抜き派も若年令層(特に10代後半から20代)では、確実に増えてきています。
この年代のおおよそ、男性の3人に1人、女性の5人に1人は朝食抜きだそうです。
これが30代を過ぎてくると、健康を意識してか、朝食抜き派は低くなっています。
朝食を摂らない理由として、
1.朝は食欲がなく、無理して摂ると気持ちが悪くなる。
2.夜更かし、朝寝坊のため、朝食を抜いたほうが気分もよく、頭の回転もよいようだ。
3.1食でも抜いたほうが痩せられる。
などといった理由が考えられますが、これは実は大きな誤りです。
まず、朝食抜きにすると、午前中の血糖値が上がらず(エネルギー供給がされていないため)、なんとなくだるく、疲れやすく、作業効率が悪いといったことになります。
また、脳の栄養には、ご存知のようにブドウ糖が必要です。
これが無ければ、脳はエネルギーを補給できません。
ブドウ糖はご飯やパンなどの炭水化物で取れますよね。
実は脳のエネルギーはたんぱく質や、脂質(脂肪)では、全く補えないのです。
だから、ご飯やパンなどの炭水化物を摂らなければならないのです。
脳の栄養について、もう少し突っ込んで触れておきますと、脳は1時間に5gものブドウ糖を消費するという非常に消費エネルギーの多い臓器です。
しかも、常に少量のブドウ糖しか蓄積できないので、エネルギー補給が常時必要になります。
この点から、長時間栄養補給しないと、頭がぼうっとしたり、居眠りをしたりするんです。
次に、3番目に書いた、1食でも抜いたほうが痩せられるという話なのですが、これは、最近、「朝食抜きダイエット」なるものが出てきているので、抜いても大丈夫かなと思う人がたくさん出てきてもおかしくない話です。
朝食を食べなければ、夕食にドカ食いなどをしなければ、その抜いた分、一日の総摂取カロリー数が減るので、ダイエットにつながるかも知れません。
しかし、ダイエットの基本は、「健康的・美容的な体を作るために食事を制限すること」というのが本来の意味なので、朝食抜きにより、健康が損なわれてしまう可能性が高いと思われます。ですので、このダイエット法には、僕は反対です。
ただ、カロリー数が気になる方は、少し控えめな朝食にし、摂取カロリーで抑えることをお勧めします。
抜いてはいけないと考えています。
最後に覚えておいて頂きたいことをひとつ。
栄養摂取の考え方に「四段ピラミッド」というものがあります。
これは、ピラミッド(三角形)を横に四分割して、下から順に
1 パン、シリアル、米、パスタ、麺(炭水化物類)
2 野菜・果物(果物・野菜など)
3 牛乳・ヨーグルト・チーズ、肉・魚・卵・乾燥豆(乳製品・肉・魚)
4 脂肪油・甘味(油・糖分)
という各項目が入るものです。
それぞれの台形の面積の多さが摂取量に比例しています。
こちらのサイトに図解されています。
→「栄養ピラミッド」ってなに?
栄養素項目と摂取必要なボリュームが一目で分かるので、皆さんもイメージとして持っておいて下さいね。
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